陪臣は

武家の主従関係において家臣の家臣を指した呼称。

「またもの」、「また家来」とも呼ばれた。

今日の近代官僚機構、会社組織であれば、ある職員は「課長の部下」であると同時に「課長を部下として使う部長の部下」でもあるので、部長が課長を介さず、職員に職務を依頼したり、逆に報告を行うことはあまり珍しくない。

しかし、武士団や、それを基盤にした江戸時代の幕府や各藩の官僚機構は、あくまでも個別の家相互の主従関係のネットワークで構成されていた。

そのため、例えば忠臣蔵で有名な大石家は赤穂浅野家の家臣であるが、大石家の家臣は浅野家とは直接の主従関係を持たなかったのである。

この場合、大石家の家臣は浅野家の陪臣であり、浅野家は大石家の家臣に直接の命令権を持たなかった。
update:2010年02月22日